紫微斗数レッスン

紫微斗数の星の旺弱は意外とおろそかに扱われていますが

非常に大事です。

およそ「紫微斗数全書」からの引用が多いですが

現象が違う。

例えば酉の天機は旺とありますがこれは「財官不栄」の水死木敗の地であり

亥の廉貞・貪狼は落陥とあるが「絶処逢生」の廟となります。

そのような基本輝度が元になり変化を考慮しなくてはならなくて

そして格局を調べ、吉凶、会吉、会凶が判断できる。

経験と信用性の高い古典を調べたらはっきりすることですが

日本の書籍は単純な解釈で無責任な記述が多いと感じます

私のお教えしているのは台湾の伝統的で公的な信用度の高い内容の紫微斗数

を取り上げています。

紫微斗数で観る出会いと結婚時期

紫微斗数で出会いや結婚時期を観るのはある程度の時間を要します


先ず基礎(先天盤)を観てその方がどの様な人なのかを調べます。


ご両親のDATAを組み入れて


女性であれば


潜在の格局を見極めて


命宮、三方四正、両隣宮、身宮、身宮三方四正


夫妻宮、夫妻宮三方四正、福徳宮、福徳宮三方四正


太歳宮、太歳宮三方四正ぐらいは必修かと思います。


これぐらいで元々の恋愛の感度や全般的な意識形態の性質などを掴むわけです。


黙っていても異性と出会いやすい人、または非常に奥手の人とは


仮に同じ行運がやってきても現象は同一には顕われません。


よくものの本などには、桃花星(天喜星、紅鳳星など)が命宮や夫妻宮などに加われば


出会いや結婚があるなどと書いてありますが


的確ではありません。単純な考え方で例外は山ほどあります。



出会い、結婚の現象はまずどのような人なのかということと


ミクロ、マクロの観察ができないと決して見抜けないものです。


そのような内容を「紫微斗数レッスン」でお教えしています。



詳しく勉強されたい方は下記へお申しください。



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紫微斗数の禄存

紫微斗数の禄存星は財禄と安定という象意があり

状態が旺の宮に入ればその効果を発揮し、

平や落陥の宮に入れば効果は不定です。

無主星の宮に入れば「委曲」といって物事を成就させるのが困難で努力が実り難い

傾向がある。

すべての星耀に言えることですが、良い効果が出る状態と悪い効果が出る状態と言うのが

有ります。

禄存星ならば財禄、安定が良い効果、財を得るのが困難、不安定が悪い効果ということです。

単純に禄存星があるから良いとは言えない。

悪い状態の星と同宮したら悪い星をのさばらせる面も持ち合わせています

紫微斗数・火星、鈴星

紫微斗数の火星と鈴星の組み合わせで代表的なものは

火星+羊刃で 火炎銃

火星+陀羅で ゆっくり溶かして落ちる

鈴星+羊刃で ゆっくりたたく

鈴星+陀羅で ゆっくりあぶる

とこのような現象が考えられますが

火星も鈴星も人生を推し進める力となります。

紫微斗数・格局という変化

紫微斗数には格局という組み合わせが考えられます。


これは国内では、四柱推命などの影響もあり、


考えることをしない傾向があります。


それは推察で非常に大事な点を見逃していることになります。


解りやすく言えば一種の化学反応のようなもので


単純な積み重なりではないということ。


格局の結果的な象意は具体的にはっきりしてないものも多く、


例えば太陰星の十悪の状態であると


「太陰」の象意の負面が表れるといった方が的確でしょう。


格局も、吉格、悪格、凶格などがあり、


成格かどうかも関係しますが


凶格はほとんどその現象が出てきます。


それは仕方がない。


穴に落ちるなと言っても、わざわざその穴に近づいて落ちてしまう。


程度が軽ければ、さらに良い星の助けの作用があれば


穴を避けたりします。


それが長い人生の中で悪いかどうか・・・。


ケースバイケースの様です。


この格局の解釈の方法を「安倍一輝・紫微斗数レッスン」


でわかりやすくお教えしています。


おそらく日本では私の教室ぐらいだと思います。

斗数・天機星

紫微斗数の主星の「天機星」という星があります。


南斗星グループで五行は陰木ですから


そうですね木の「枝」というようなイメージで解釈しても良いでしょう。


この星は「手足の情」と言って、「主」は兄弟星で「善」の星です。


兄弟以外にも、この天機星は「家務」の星とも言えます。


家事がつよく関係するということですから


田宅宮などにこの天機星と火星などが一緒にあると・・・


どうなるかというと


家の中はちらかしっぱなしという可能性が強いか、女性で家事をあまりしない


ということが考えられます。


しかし単純には捉えないでください。


まずは命身宮はどのような状態かを理解すること。


それから命宮を中心に先天命盤がどういう状態であるかということ。


それらを基本に置いてまず考察することです。


紋切り型の断片的な「決め」はアソビであれば楽しいですが


人生の大事な事を鑑定する際はあてになりません。

紫微斗数・[小限]という不思議さ

紫微斗数の「小限」について

私のレッスンでははっきりと使わないと明言しておりますが

先日、友人とあった際、久々に「小限」という言葉を聴きましたので

初心者の方の参考になるかしらと思い、少しご説明します。

大歳のことを小限と言う場合もありますが、

それとは別の生まれ年と数え年でとる小限の方です。

寅午戌生まれの人は辰宮が1歳起限、

申子辰の人は戌宮から

巳酉丑の人は未宮から

亥卯未の人は丑宮から越していきます

例えば今年の同学年の同性の人は皆、同じ宮が小限となります。

仕組みとしては三会の墓庫の六沖宮から1歳カウントということです。

その年の内面(情緒的な)象意ということですが

4分の1の人が同じ宮で考えなさいということです。

更にこの小限は何の関連も無い流年の四化の影響を考えるということになっています。

先天、大限、大歳の四化は各々相承性がありますが

この「小限」との脈絡はありません。

そのあたりから、紫微斗数命盤の推論の根拠とするにはおかしいと考えています。

古典に書かれていても、偉い先生が著書に書かれていても推論には使う気にならないのです。

いちばん始末が悪いのはは、小限と流年を共に観て、

「これとこれで・・・、う〜ん、なかなか人生は複雑混濁だ」

と納得しているケースです。

いちど疑うということも自分の肝を作るのに大事なことだと思います。